形の上では3候補を推薦支援に

日医連が民主推薦、自民現職は「支援」に

日本医師会の政治団体「日本医師連盟」は11日、都内で執行委員会を開き、次期参院比例選に民主党から出馬予定の医療法人理事長、安藤高夫氏の推薦を決めた。
すでに機関決定していた自民党の西島英利参院議員の推薦を撤回し、みんなの党の清水鴻一郎・前衆院議員とともに「支援」とした。

日医連が参院比例選で民主党候補を推薦するのは初めてだ。ただ、同時に西島、清水両氏を支援することを決めたことで、「組織内候補」として1人だけを応援する形をとらずに参院選に臨むことになった。
日医連委員長を兼ねる原中勝征・日医会長は執行委終了後の記者会見で、「政権政党という立場は一枚上で、優位に立つという判断だった」と安藤氏の推薦理由を説明した。
参院比例選をめぐっては、昨年1月に日医連は、自民党候補の西島氏の推薦を決定。しかし、4月に民主党に近い原中氏が新委員長に就任したため、対応が注目されていた。前回の執行委員会では意見が割れ、結論を先送りにしていた。
日医連では一時、民主、自民の両党の顔をたてるため、安藤、西島両氏を推薦することなども浮上した。今回、原中氏が安藤氏の単独推薦を押し切る格好となったのは、「2人推薦は認められない」という民主党側に配慮した結果といえる。
ただ、「非原中系」幹部が多数を占める日医内の不協和音を懸念し、応援する候補を一本化しなかったため、票が分散し、共倒れとなる懸念も指摘されている。
一方、西島氏は11日、都内で記者団に対し、「支持してくれた都道府県医師会がかなりあるので、そこと一緒に戦っていく。降りることはない」と述べ、出馬を断念しない意向を示した。

【読売新聞】


日医連、民主候補の安藤氏推薦を決定

日本医師連盟(日医連)は5月11日に開いた執行委員会で、今年夏の参院選比例代表で推薦する候補について議論し、民主党の比例代表候補として出馬する医療法人社団永生会の安藤高朗理事長を推薦する方針を決定した。これまで推薦していた自民党の西島英利参院議員と、みんなの党から出馬する清水鴻一郎前衆院議員は「支援」する。

日医連では昨年1月、自民党の西島氏の推薦を機関決定。しかし、その後の政治状況の変化などにより、改めて対応を協議することになった。今年4月20日の同委員会で推薦候補について議論したが結論に至らず、各都道府県医師連盟の意見を集約した上で最終決定することになっていた。

同委員会後の記者会見で、原中勝征委員長は「本当に苦渋の選択をした」と発言。各都道府県医師連盟からの意見を集約し、2県以上から推薦された安藤、西島、清水3氏の扱いについて議論したものの最終決定が難しく、「最終的に委員長に一任することを認めていただいた」と述べた。その上で、「(医師会の)いろいろな思いを実行しようとした時に、やはり政権政党という立場を考えないで実行はできない」と、最終的に安藤氏の推薦を決定した理由を説明。「政権政党という立場はやはり一枚上。立場上は優位に立つのではないかと判断した」と述べた。
原中委員長はまた、3人全員が当選するよう日医連として支援する考えを示した。各都道府県医師連盟から要請があれば、資金面での支援も行うという。
さらに原中委員長は、「国民の医療」について民主党と討論する場をつくる考えを示し、「これからの少子化時代、人口減少の時代に、日本の医療、社会保障をどう維持するかが今後の大きな問題。国民の医療と社会保障をどう構築していくか、一生懸命議論していきたい」と語った。
日医連の決定を受け、安藤氏は自身の公式ホームページで、「原中委員長をはじめとする政治連盟役員各位のご英断に対して心より御礼申しあげます」などとするコメントを発表した。

【キャリアブレイン】




参議院選挙比例区での日医の選挙方針がようやく決定しました。しかし、結局は3人の候補を推薦、支援という形になり、事実上、組織一体となっての選挙運動は厳しい情勢となりました。
ただ、従来から多数の国会議員を有する日医と日歯連盟との参議院比例区選挙に対する組織的重要度は、全く異なっています。
by kura0412 | 2010-05-12 08:12 | 政治 | Comments(0)

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